活動報告
6/20霧島地区例会が行われました。
2012年05月24日
去る6月20日(水)、国分シビックセンターにおいて霧島地区特別例会が行われました。報告者は大隅支部、(有)上室製茶代表取締役、上室和久さん(志布志市有明町)、テーマは『社長が変われば会社が変わる』でした。
上室さんは、まず自社の概要(原材料生産から1次加工、2次加工、小売部門などの製販一体体制)紹介をはじめ、静岡の修行期間におけるさまざまな気づき、将来を見すえた設備投資とその影響などこれまでの歩みを報告しました。製茶業界を取り巻く環境は刻一刻と変化しているといいます。こうした変化に対応するには、将来の方向性をしっかりと決めることです。ちょうどこの時期に上室さんと同友会の出会いがありました。
入会してすぐに取り組んだのが、『経営指針』。セミナーを受講し、指針書が完成。意気揚々と新生上室製茶の構築に取り掛かりました。しかし、計画を立て社員に提示しても良い反応は得られず、結局それはあくまでも机上の論理だったと反省します。それからまず社員と同じ目線に立って一歩一歩会社を変えていこうと決心し現在に至っています。
上室さんは、「使命感をもってお茶の新たな魅力を発信し、自分を取り巻く方々に感謝の気持ちを持ちつつ規模は小さくても強い会社、みんなが生きがいを感じるような会社の実現を」と誓いを立て、今年の2月から父親より社長職を引き継ぎ、社員と共に新しい会社づくりにまい進中です。
参加者全員で行われた「グループ討論」では、「経営者が本気を出して生き様を見せる」、「経営理念を社員と共有することで強くなる」などの意見や「経営にどのような姿勢で向き合うかが大事であり、謙虚さ・素直さ・勤勉さ・真剣に学びつづけることが重要」などの意見が出され、学びを皆で共有しました。